
2024.10.24
真冬の防寒アウターなのか、それとも小寒いときの補助アイテムなのか、ダウンベストとは謎なアイテムです。アウトドア感も強めだし、本格的な防寒着ならダウンジャケットを選ぶのに…。いずれにしても、大人の着こなしには不要と思いがち。しかし戸賀さんに伺うと、しっかりコーデの主役になれる実力派アウターなのだそう。そのあたりを伺ってきました。
▲ ムーレー / BR別注 ゴールドパーツ ダウンベスト ¥212,300
▲ セッテフィーリカシミア / Baby Cashmere クルーネック ニット ¥118,800
▲ ピーティートリノデニム / BR別注 ホワイトデニム パンツ(ROCK) ¥42,900
▲ シーキューピー / スウェード スリッポンタイプ スニーカー ¥55,000
大人にとってダウンベストってエレガントじゃないし、ビジネスには着ていけないし、なんとなく不要?なアイテムではないでしょうか。しかし戸賀さんに言わせると「都会の大人にこそぴったりの機能服。この魅力を知らない人はもったいない!」のだそう。
「都会のリッチな大人にオーバースペックのダウンジャケットは、北欧にオーロラを見に行く時以外不要だって、ずっと言ってきたよね。ゴルフが趣味で、基本クルマ移動で、しかもラグジュアリーなスポーツカーに乗っている、そんなライフスタイルにダウンベストは最強のアウター。オフィスがカジュアルOKで、たまにジャケパン出社するようなラグスポビズな人にも、ダウンベストはめちゃくちゃ便利。一度手にしたら、もう手放せないアイテムになるはず!」
戸賀さん曰く、ダウンベストは腕肩の動きがスムーズで、ボリュームもダウンジャケットより控えめなので、着たままクルマのシートに身を沈めても運転に差し支えないのがいいところ。冬はニットの上からはもちろん、ジャケットの上から羽織ればスポーツミックスもサマになる防寒アウターなのだそうです。しかもBR別注のラグジュアリーなダウンベストがムーレーから登場したとあって、ますます注目なのだとか。
「今日、着ているのはラグジュアリーダウンの名門、ムーレーのダウンベスト。白を基調にしたアイボリーカラーが戸賀好みだけど、メタルパーツがゴールド仕様になっているのも大好物なBR別注なんだ。ジャケットスタイルやスーツにも合わせられるエレガントさがあるでしょ。普段、アウトドア服は着ないけど、これはなによりアウトドア感が抑えめなところが気に入ってるよ!」
今季登場のBR別注ダウンベスト「FIRE(ファイヤー)」は定番モデルながら、これまでスタンダードなムーレーのメンズコレクションではゴールドメタルパーツを使うことはありませんでした。そこへゴールド使いが得意なBRが別注オーダーのお伺いをしたところ、ウィメンズのコレクションで採用されているゴールドメタルが特別に許可されたのだそう。
「テカテカ素材のダウンベストは、ちょっと敬遠するけど、このマットなホワイトシェルの高級感ある質感がいいでしょ。撥水加工もされてるんだ。AVORIO(アボリオ)と呼ばれるシェルカラーは、アイボリーの意味なんだけど、これはもう大人の気品ある白だよね。そこへお馴染みBR別注ゴールドパーツ。もちろんダウンの品質は折り紙付きだしね。」
襟裏にウール混のリブを使っているのは、皮脂汚れ対策と同時に、首あたりが暖かくて快適ななのだそう。ジップで取り外し可能なフードは、気分で付け替えることもできます。細部までお気に入りの様子で、さすがは”白の伝道師”らしい堂々たる着こなしで魅せてくれました。
「今日みたいにカシミアニットの上からOK、ジャケットスタイルの上から重ねるのもイタリア人っぽくていいのでは。デニムやチノ、グレスラにも合わせられるのが他のダウンベストとは違うところ。ホワイト・オン・ホワイトな着方もこなせる、まさに戸賀の煩悩を満たすアイテムなんだよね。」