
2024.02.15
パーカーは手軽にスポーツ感を醸し出せて、着こなしを軽快にみせてくれる便利なアイテム。ところが、モノによっては少々、“子供見え”する点が気になるところ。戸賀さんが選ぶ大人パーカーのポイントとは、どのようなモノなのでしょう。今季の目玉でもあるBR完全別注モデルの最新作エンメティから紹介してもらいました!
▲ エンメティ / 【BR完全別注モデル】ウォッシャブルテックレザー コンビパーカー¥99,000
スウェットパーカーに始まって、マウンテンパーカーやフーデッドコートまで、フード付きのアイテムは、戸賀さんのクローゼットにも定番ですが、戸賀さんのパーカー選びの基準とは、どういうものなのでしょうか?
「着るだけでなく、ディレクターとして作る側に回ってからは、パーカーの難しさを痛感してる。スウェットは色やロゴでもイメージが変わるし、ナイロン系のしパーカーはオジサンっぽくなりがち。そこをいかに中和できてるかっていうのが選びのポイントなんじゃないかな」
そう言って袖を通したのはエンメティの新作パーカー「TECH_01」。イタリアOLMETEX社のポリエステル&コットン生地にイタリアのメーカーが開発した最上級のテクニカルレザー、ウォッシャブルテックレザーをコンビ使いしたBRの別注モデルです。より軽く、より手軽にということで、スポーティでイージーケアなのに、ラグジュアリーな都会のパーカーに仕上げました。
「レザーのパーカーはデイリー使いには少々難しいし、ナイロンパーカーはチープになりがち。メタルパーツもBRらしくゴールド仕様にしたイタリアと日本のハイブリッド。これなら、スポーツカーにも似合うし、高級時計も似合うよね。コンビニ行くのに、レザーのライダースは仰々しいけど、ナイロン✕レザーの気軽さっていうのがワンマイルっぽくて、ラグジュアリーも忘れていない。このバランス感覚が都会っぽいってことなんじゃないかな。」
▲ エンメティ / 【BR完全別注モデル】ウォッシャブルテックレザー コンビパーカー¥99,000
これまでもレザー✕ネオプレーンなど異素材ミックスを手掛けているエンメティですが、なんと人工皮革を採用するのは、今回ブランドの歴史上初めてのことだそう。ウォッシャブルテックレザーという機能を取り入れた素材に着目して、OLMETEX社の生地とコンビ使いするというアイデアも先進的です。
「異素材ミックスのデザインにはスポーティとラグジュアリーが共存していて、今ぐらいの季節から春、秋はもちろん、車移動がメインの人は冬でも活躍してくれそうだしトレンドに左右されることない。これも作る側に回ってわかったことだけど、じつは袖・裾のリブニットをナイロンのような生地と組み合わせるのって、技術的には結構難しいんだ。そういうところをサラッとやってのけちゃうエンメティって、やっぱりすごいブランドなんだなって関心してるよ。」
信頼関係のあるBRのオーダーに応えて、このモデルにトライしてくれたエンメティの懐の深さには戸賀さんも感服。このエポックメイキングなアイテム、戸賀さんの次に袖を通してくれるのは、どなたでしょう。