
2020.12.10
まわりにタイをしている人が少ないからこそ、タイドアップしていると目を引く上にこれまでよりも威力を実感できると戸賀敬城。「勝ち」に行くなら+モードなタイドアップスーツが絶タイです!
▲ デ・ペトリロ / カシミア混ウール 3B スーツ
▲ アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ / オックスフォード ワイドカラー シャツ
▲ フランコ バッシ / ストライプ タイ
スーツにタイドアップした戸賀さんは、久しぶりに会った印象です。かなりドレスアップしたスタイリングですが、これからちょっと洒落たお店へ食事に行かれるのでしょうか。もしかして今日はデートですか?
「いやいや違うって(笑)。これで結構、特別なプレゼンやパーティなんかでスーツにタイドアップする機会はあるほうなんだけど、周りにタイが減ったぶん、タイドアップスーツの特別感が増しているように思うんだ。メールやLINEが普及したせいで、手紙を書くことの価値が上がったように、カジュアル化が進んだせいで、ネクタイの価値は上がっているよね。」
たしかに誰も彼もがタイドアップ姿では「タイ=あたりまえ」ですが、誰もがノータイの時代には「タイドアップ=特別」という印象が高まります。でも、それを逆に使うのがいいのかも。
「スーツにクルーネックやタートルニットという人が増えているからこそ、あえてタイドアップが引き立つんだよね。ただし型にハマった着こなしではなく、+モードな着方が今の時代にマストでしょ。ポイントはノーチーフ。ラグジュアリーブランドのスーツって、ポケットチーフしないからね。」
ラグジュアリーブランドのスーツでも良いですが、それではモード一直線。戸賀さんが選んだのはデ・ペトリロのスーツにフランコバッシのストライプタイを締めて。芯地が薄く、裏地が無いので、結び目に軽さが出せるところが今っぽさのポイントです。アヴィーノのシャツはスーツと同系色のネイビー。小さないポイントですが、ノーチーフにすることでちょっとモダンなスーチングは+モードとして大きな効果となり、誰もが簡単に着こなすことができるのです。
「世の中的にもスーツ=仕事着というイメージから、スーツ=お洒落着&遊び着というイメージに移行しつつあるんじゃないかな。とくに男同士集まって遊ぶときにスーツっていうのは、威力あるんだ。なんといっても女性ウケが抜群だから、アタマひとつ抜け出るからね!」
なるほど、今日の試合は勝ったも同然ですね。