
2020.08.20
もはや定番となったPT TORINO ジェントルマンフィット BR別注のスラックス。そのグレスラを戸賀敬城本人にご紹介したところ、「コレしかないでしょ!」と太鼓判を頂きました。
▲ ピーティートリノ / BR別注 テクノ ウォッシャブル ウール 1プリーツ パンツ
▲ フェデリ / タートルネック ニット (natural cashmere)
いつも上質な服を、さらりとミニマルかつシンプルに着るのが戸賀さんのスタイルです。ジャケットは羽織りながらも、基本はトップス1枚、パンツ1枚、素足に靴。シンプルを極めるからこそ、素材やシルエットにこだわるんです。スーツとニットへのこだわりは並々ならぬものがありますが、パンツについても同様でした。
「パンツは男の服のなかで一番大事なアイテムだと思っていて、デザインよりシルエットを重視します。素材も重要だけど、機能を優先した素材選びをすることも多いですね。」
そんな戸賀さんがオン&オフに愛用するピーティートリノ。今年、ドレスパンツの「ピーティーゼロウーノ」と、デニムラインの「ピーティゼロチンクエ」を統一し、ブランド名を「ピーティートリノ」と改めリブランデイング。ラインナップに大きな変更はありませんが、「メンズクロージングにもっとも重要なアイテムはパンツ」というブランドコンセプトは、戸賀さんの考え方にも通じるところがあります。
「このブランドの定番シルエットは、ジェントルマンズフィット。細すぎない、適度に余裕あるシルエットはビジネスから普段使いまで余裕です。プリーツ入りで、腰回りに余裕があって、膝下はテーパードしてるのがいまどきのシルエットだけど、ジェントルマンズフィットはそのなかでも美脚度が巧みなんです。」
編集長時代、誕生当初の「ピーテイーゼロウーノ」に早くから注目し、何度も雑誌で取り上げてきました。仕事のときはもちろん、ゴルフ場のアパレルコーナーにも置かれているブランドだけに、カジュアルにも穿ける万能パンツは、昨今のテレワーク時代に自宅で仕事をするのにもリラックスできる「楽カジ」パンツとして有効です。
「ピーティーは以前からストレッチ混のパンツを出しているけど、今年選ぶなら断然コレでしょ!」と、戸賀さんが太鼓判を押すモデルが「トラベル」。それってモデルなんでしょう? 下段で詳しくご紹介しましょう。
▲ ピーティートリノ / BR別注 テクノ ウォッシャブル ウール 1プリーツ パンツ (ミディアムグレー)
▲ ピーティートリノ / BR別注 テクノ ウォッシャブル ウール 1プリーツ パンツ (ネイビー、ダークグレー)
▲ ピーティートリノ / BR別注 テクノ ウォッシャブル ウール 1プリーツ パンツ (ブラック、ネイビーグレー)
ピーティートリノの「トラベル」は、テクノウォッシャブルウールを採用したモデルです。ウールとポリエステル、ポリウレタンの混紡素材は、縦横伸縮性に加え、その名のとおり自宅で洗えてシワになりにくい特徴があります。
「この素材感が全然化繊っぽくないところがいい。自宅で仕事して、外出して打ち合わせして、オフィスにも立ち寄れる。座り仕事から立ち仕事へ移行するときは、できるだけシワをつけたくないのでね。それにこのパンツ。出張のときに威力を発揮するんだ。新幹線で長時間座ってるときも快適だし、フロントや膝裏にシワがつきにくいから、到着してからも安心してクライアントに会える。一日穿いて、ホテルに着いたときまでパリッとしてるから、翌日だって穿けるんだ。」
内側のライニングは飛行機柄が目印。シルエットは前述したジェントルマンズフィットのまま、ビジネススタイルに使いやすいグレイッシュなカラーバリエーションが揃ったB.R.別注「トラベル」なら、コインポケットのフラップを外したすっきりフロントだから、着こなしがよりミニマルでシンプルに仕上がります。
「コーディネートに迷ったときも、グレーのウールパンツならトップスを選ばないし、ここに機能性が加わったら最強でしょ。これを知っちゃったら、仕事のときに、他のパンツが穿けなくなっちゃうことが、むしろ怖いよね (笑)」
Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎