
2020.01.02
「じつはコーデュロイって苦手だったんだけど」 と、こっそり打ち明けた戸賀さんが、前回タリアトーレのホワイトコーデュロイに一目惚れ。どうやらすっかりコーデュロイの魅力にハマってしまった様子。さらに愛用しているデ・ペトリロのカシミヤコーデュロイに照準を合わせたようです。
▲ デ・ペトリロ / カシミア混 コーデュロイ 6B スーツ
▲ フェデーリ / タートルネック ニット(CASHMERE)
前回、ホワイトコーデュロイのセットアップスーツをご紹介した際に、「起毛素材の白なら、誰でも照れずに着られるのでは」 と戸賀さんにご紹介いただきました。その際、「どこか田舎くさいような、学校の先生みたいに見えちゃうような気がしていて、ホントはコーデュロイって苦手だったんだよね」 とも語っていた戸賀さんですが、あれからすっかりコーデュロイの魅力にとりつかれたようです。
「若い世代にはコーデュロイ自体が新鮮みたい。起毛素材の温かみは、とっつきやすいと思われるか、話しかけやすいらしく好印象です。それと意外と評判が良いのは上の世代の方とご一緒するとき。普段からコーデュロイを着慣れている世代には、白という色が新鮮なうえ、ギラついてないのにほのかな色気も漂うので、大人の女性からもモテるようになったように思います(笑)。」
そんな戸賀さんが2着目に目をつけたのは、ベージュのコーデュロイスーツ。普段から愛用するデ・ペトリロの一着は、ベージュというよりゴールドベージュという表現がぴったりのラグジュアリーカラーです。パッチポケットを備えた6Bダブルのジャケットはドロップ8。パンツは細身のジャケットに合わせたモダンなフォルムで、いまどきのカジュアルスーツとして日常使いができる組み合わせです。そのうえ素材はカシミヤを混紡しているので、タッチの滑らかさを誇っています。
「白は遊びに行くとき専用にして、こっちは仕事にも着ていける。太畝のコーデュロイは、それこそ僕が気にしていた野暮ったい雰囲気になるかと思ったのですが、カシミヤを混紡しているので艶があって、ラグジュアリーな色気もある。それでいて妙なファッショニスタになることもないところがいいよね。今日みたいな黒タートルで簡単にコーディネートできるし、ノータイでデニムシャツを合わせてもいいかも。」
この冬、戸賀さんのコーデュロイスーツはまだまだ活躍しそうです。
▲ デ・ペトリロ / カシミア混 コーデュロイ 6B スーツ
戸賀さんのゴールドベージュのほか、同じモデルのブラックコーデュロイもラインナップされています。こちらは黒ですが、カシミヤ混ゆえ毛足の艶が段違い。戸賀さんがひと目見て 「エレガントでラグジュアリー、いやエロジュアリーか!?」 と評されたほど
「ブラックコーデュロイがカシミヤ混になると、普通のコーデュロイとは全然変わる。それでいて普通に着られそうでもあるのがいいよね。ほら、普通の黒セットアップってモノトーンで簡単に着られるけど色気がないよね。でも、カシミヤ混ブラックコーデュロイなら、夜の照明に断然映える。コーデュロイそのものに色気があるから、靴や時計を頑張る必要がなさそうで、このまま白のニットや黒タートルで簡単に着合わせられそうなところもいい。やばい、悩むぞこれは!」