
2019.04.04
タイドアップするシャツとノータイのシャツ、着分けてると思いますが、これがどちらもこなせるスグレモノのシャツがあります。それがナポリのシャツブランド、アヴィーノ。戸賀さんも愛用するこのシャツ、今時分ならリネンがおすすめです。
▲ アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ / リネン セミワイドカラー シャツ
▲ デ・ペトリロ / ライトウェイト カシミア 6B ジャケット
▲ ピーティーゼロウーノ / 1プリーツ ストレッチ トロピカル パンツ (スペシャル リクエスト)
ノータイでもキマるシャツがあれば、ジャケットスタイルに幅が出るのはいうまでもありません。ときにはきっちりタイドアップしてプレゼンに臨んだり、タイは外して鞄の中に入れリラックスしたスタイルで会食や打ち合わせに出席するなど、シーンによって使い分けるのが、できるオトコのやり方というもの。戸賀さんは、そんなシーンに合わせたシャツ着こなしにも長けています。
「今回は、気兼ねのないノータイスタイル。シャツのボタンを2つ開けてもサマになるアヴィーノのシャツを着てきました。このシャツ、衿羽根の形がほどよくて大げさじゃないのと、第2ボタンの位置がほどよく高いので、ボタンを開けてもはだけ過ぎないんです。昔なら3つも4つも開けてたかもしれないけど(笑)、いい大人になったらこれぐらいにしておかないと下品に見えてしまいますから。それに良いシャツはジャケットを脱いだときのオーラが違うんです。」
そう話す戸賀さんのアヴィーノは、タイドアップはもちろん、カジュアルにも着られる、いい意味でニュートラルなシャツ。「品よく力みすぎてないところが、逆に今っぽい」と戸賀さんも太鼓判です。
「編集長時代、謝罪にいくときは堅い衿のシャツを着てネクタイをしていくこともあったけど、独立してからはまだ仕事にミスがないので(笑)。それに堅すぎるシャツはいまどきの時代にも合わないですよね。仕事で上場企業に行くときも、ゴルフ場に向かうときも着られるシャツとしてアヴィーノは見事に今の時代と自分のライフスタイルに合ってると思うんです。」
そんな戸賀さんの今日のアヴィーノはリネン素材。さらりと清涼感あるリネンシャツは、素肌に一枚で着るのも大人っぽい印象です。胸元からちらりと覗かせたネックレスも、さりげない大人の余裕を醸します。
「リネンのシワって、大人のセクシーさを感じさせるのに良いけれど、洗い込んで毛羽立ったりするのは好きじゃないんです。以前、某メゾンでオーダーしたリネンのスーツは、すぐにだめになっちゃったけど、アヴィーノのリネンシャツは何度クリーニングにだしても光沢があってきれいなまま。夏のオヤジのシャツイチ姿には、あまり着込んだヨレヨレのリネンシャツより、かるく着ジワが入るぐらいの上品なリネンシャツがいいのではないでしょうか。」
確かにシワだらけのリネンシャツをセルジュ・ゲンスブールやナポリオヤジみたいに着こなすのは、渋い外人オヤジなら似合うかもしれませんが、ここ日本ではやり過ぎ感がでてしまって、ちょっと難しそう。適度にきれいめで、それでいてリネンの清涼感が味わえるアヴィーノという選択は、できるオトコならではの正しい選択といえそうです。