
2019.03.07
ファッションだけでなく、時計にも一家言お持ちの戸賀敬城が、いま気になっているのは、ロイヤル オークで知られるオーデマ ピゲ。「できるオトコは持ってる」と言われる、この時計、その魅力に迫ります。
ファッションに限らず、クルマにゴルフ、グルメやコスメも守備範囲の戸賀さんですが、忘れてはいけないのが腕時計。先ごろはスイス・ジュネーブで行われた世界最大級の高級時計見本市SIHHにも足を運んできたばかりです。もちろん、あらゆる高級時計をコレクションされていますが、いま戸賀さんが注目している時計があるのだとか。それは一体?
▲ 戸賀さんが購入を予定している「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ・オートマティック」 WG×ブラック
「時計好きの方だけでなく、高級時計をお持ちの方ならご存じのオーデマ ピゲという時計ブランドなんですが、こいつが今すごく話題なんです。それは先日のSIHHで発表された「 CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ 」で最高潮に盛り上がっています。僕もひと目実物を見た途端に欲しくなったほど。今、あれこれ手を尽くしているんですが、まだ手に入るかどうかわからないという…」
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ は、SIHH速報で多くのメディアで取り上げられていた、オーデマ ピゲの最新コレクション。「11.59」という謎の数字は、新しい明日、美しい未来を示す12時の一分前、日付が変わる直前のことを意味しています。ムーブメントの開発、ケースの再設計など、5年もの年月を費やしたコレクションは、オーデマ ピゲの超人気モデル「ロイヤル オーク」以来のビッグニュースですね。そんな戸賀さんが今日、身につけているのは、まさにそのロイヤル オーク。CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ熱が表れています。
「こいつは僕がMEN’S EXの編集長になって3年目か4年目ぐらいのときに買ったもの。若い頃、高級時計なんてロレックスぐらいしか知らかなった僕に、ロレックスより遥かにステイタスの高い高級時計としてパテックフィリップやブレゲ、そしてオーデマ ピゲを教えてくれたのは、取材で会うヨーロッパの富裕層の人たちでした。その頃、流行っていたのがロイヤル オークで、そんな時計があるんだと知って、ようやく手に入れた思い出深い時計なんです。」
アイコニックなオクタゴン(八角形)ケースのネイビーフェイス。いまでこそ一般的になりましたが、当時ネイビーフェイスは珍しかったモデルでは。ケース径39ミリのステンレススティールケースは、スポーティで人気のモデル。たしか今、品薄なんじゃなかったでしたっけ?
「そうなんです。いまステンレススティールケースのロイヤル オークは予約も受け付けてないほど世界的に品薄で、昔買っておけばよかったと後悔している人が続出中なんです!」
手に入らないとなると欲しくなるもの。次章では、戸賀さんがさらにオーデマ ピゲの魅力を語ってくれました。
「編集長時代、高級時計ブランドのレセプションに招待されることが多かったのですが、そういうときって私物の中から、そのブランドの時計を付けていくんですが、さすがにすべてのブランドの時計を持ってるわけじゃない。無難にロレックスをしていく編集長は多いのですが、ロイヤル オークなら許されるという風潮がありました。時計ブランドでも、ロイヤル オークは一目置かれています。」
たしかに取材したイタリアのファッションディレクターの中にも、ロイヤル オークをしてらっしゃる方が何人もいましたし、成功しているひとにオーデマ ピゲをしている人が多いような。ギラついてる感じがなく、スーツに合うしカジュアルにも合う。そんなオールマイティな時計だって言ったような。
「その理由は薄型ケースだから。もっと大きい41ミリケースもあるんですが、ケースが薄いからカジュアル過ぎないんです。それに大径の時計は付ける人を選ぶけど、薄型ケースなら、多少華奢な腕にも合う。サンドブラスト加工されているのも、オールマイティに合うところ。とくに女性にモテるわけじゃないけど(笑)、男性からはセンスがいいと思われる時計です。自分をアゲてくれるオーラも感じますね。実際、僕の周りでもロイヤルオークをしている人はお洒落な方が多いですし、ファッション業界の人にも愛用している人が多いですから。」
仕事にも遊びにも使えて、しかも意識を高めてくれるロイヤル オーク。でも、品薄で手に入らないんですよね…。
「ロイヤル オークにはYGケースやPGケースもあって、僕はいまそっちも欲しいなと思ってるところ。金無垢の時計って、成金っぽく見えるものもあるんだけど、ロイヤル オークの金無垢はむしろ知的に見えるんです。それに、普段愛用しているトガベージュの服にも似合うかな、と(笑)。まずは前哨戦として、B.R.ONLINEでオーデマ ピゲの特集をローンチします。近々、お知らせできると思いますよ!」
Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎