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「普通のTシャツは着ない！」と宣言している戸賀さんが「これなら着る！」というTシャツが、アウール、“ニュージャージーコレクション”。その中で今回、戸賀さんが着ているのが「ペイジー」。普通のTシャツとどこが違うのか、なぜ「ペイジー」なら着られるのか、その秘密を教えていただきました。

まるでニット見え！
ジャージー素材を活かした「ニュージャージー」コレクション

▲ アウール/ナイロンストレッチジャケット
▲ アウール/ナイロンストレッチパンツ
▲ アウール/クルーネックTシャツ

そろそろ日中は半袖姿が心地いい季節。今日は「Tシャツより半袖ニット」を公言している戸賀さんも珍しくTシャツ姿です。どうやら納得のいくものを見つけられたようですね。

「これは戸賀がクリエイティブディレクターを務めるアウールのTシャツ。戸賀が納得して着られるTシャツの一つです。ほら、触ってみて、生地からして全然違うでしょ。」

たしかに、このTシャツ、目の詰まった滑らかな生地なのに、ほんのりシャリ感があって心地よさそう。これってもしかして「ジャージー」ですか？

「そうなんだ。アウールのニュージャージーのシリーズは、織り物ではなく編み物でTシャツ生地ができないかなというところから始まったニュージャージーというコレクションです。このモデルはペイジーと言って高級ブランドで用いられる３PLY、つまり３本撚り合わせた糸を編み上げたニット見えするカットソーなんだ。」

カットソーとは思えないほどの超ハイゲージを実現したこの素材感は、ひと目で上質が伝わってきます。抜群の伸縮性とさらりと滑らかな肌触りで、触れたときに清涼感もあります。なにより表面感は、ジャケットやスーツの素材との相性が良さそうなところが、通常のTシャツとは別物ですね。

「布帛のように軽くて清涼感もあるハイブリッド伸縮素材だから、いまどきのセットアップスーツとは相性いいよね。ホップサックやリネンのジャケットに合わせても違和感ないし、夏場はトップス一枚姿もサマになる自信作なんです！」

３PLY糸ならではのラグジュアリーな素材感

Tシャツに用いられるカットソー地は一般的に「天竺編み」「メリヤス編み」と言われ、１本または２本の糸で編み上げた平編み。これがテロんと薄手なうえに、うっすら透けて見えがちなので、若者や鍛えたボディに着るならともかく、一般的な大人の男性が着ると貧相に見えることから、戸賀さんはTシャツをあまり好まないのだそうです。

ペイジーは高級メゾンも使う３PLY糸をつかったジャージー素材。ほんのり光沢感があるので一般的な綿のTシャツのように、ジャケットと合わせたときになんとなく“ちぐはぐ”な感じは皆無です。極細の３本糸を撚り合わせることで、編み上がりにハリとコシをもたせ、型崩れしにくくシルエットも立体的に保型されるのはもちろん、編み目が詰まっているので透け感もありません。乳首が透けたり浮いたりしにくいので、夏の鬼門である大人のトップス１枚スタイルもスマートに見せてくれます。

カラーバリエーションは
戸賀さんのクローゼットを参考に

▲ アウール/クルーネックTシャツ

クルーネックのカラーバリエーションはベーシックなブラック、ホワイト、カーキに加えて、今季のキーカラーとなるブルーをラインナップ。ネイビーやグレーといった、ビジネスカラーのジャケットスタイルにも合わせやすいカラーがセレクトされていますが、じつはこれ、戸賀さんが普段から愛用しているワードローブのキーカラーをピックアップしたものだそうです。

よりスポーティに着こなすならヘンリーネックTを

▲ アウール/コンビフーディー
▲ アウール/サイドラインパンツ
▲ アウール/ヘンリーネックTシャツ

こちらはヘンリーネックのペイジー。素材は先程のクルーネックと同じですが、襟元に変化がつくだけで、カジュアルな表情が醸し出されます。

「クルーネックはオールマイティに使えるけど、下着っぽいからと敬遠する人もいるよね。ヘンリーネックは本来、詰まった襟元のボタンをはずして着るための機能なんだけど、ボタンがあるだけで襟なしのポロシャツという感じがするじゃない。スポーティな気分で着こなせると思うんだ。だから流行りのカジュアルセットアップにも相性は良いよね。」

オン＆オフを問わない大人のヘンリーネックです

▲ アウール/ヘンリーネックTシャツ

ヘンリーネックのカラーバリエーションもクルーネックと同じラインナップ。戸賀さんのように、カジュアルなセットアップ姿も似合いますが、もちろんテーラードのジャケットスタイルにも合わせやすそう。もちろん、素材の伸縮性が高いので、ボタンを外すことなく脱ぎ着ができます。

ビジネスからゴルフまでこなせる
ポロシャツもラインナップ

▲ アウール/ポロシャツ

ペイジーのコレクションにはポロシャツもラインナップされています。こちらはロールしにくい高密度のリブ襟に、プラケットはステッチのないエレガントなデザイン。身頃のシルエットは適度な余裕があり、大人の着こなしに相応しい一枚です。カラーバリエーションはTシャツ同様ですが、襟があることで着やすさを感じる方もいるかもしれません。

「襟元は詰まっているけど胸からお腹周りにかけて適度な余裕をもたせることで、太見えしないように、それでいてインナー使いもできるようにシルエットにはこだわりました。夏はポロシャツ一枚のビズスタイルも一般化しているので、色目もベーシックなほうがいいでしょう。このままゴルフにも行けるし、ジャケットも羽織れる。Tシャツもポロシャツも、通年着られるヘビロテアイテムとして太鼓判です！」