
2021.03.18
今、最適なアウターは軽快なレザージャケットですよね。しかもスエード、そしてゴートスエードで、BR別注モデルなら、いうべきにもあらずというもの。その理由は、戸賀敬城が解説してくれます。
▲ エンメティ / BR別注 スウェード パーカー
▲ フェデリ / ショートスリーブ クルーネック Tシャツ
▲ ピーティートリノ / ノープリーツ ストレッチ コットン ツイル パンツ
東京に桜の開花宣言が発表され、陽射しは暖かいながら、まだ少し吹く風が冷たくも感じられる今日この頃はアウター選びに悩みがちですよね。そうこの季節は、中綿アウターや重ね着を駆使せずとも、風を遮るだけで体感温度は随分と変わります。
「今時分は薄手のレザージャケットが活躍する季節。ラグジュアリーなうえにリッチな印象もあるからね。ただ表革だとライダーズ感が強過ぎて男クサさが立ちすぎることも。そんなときは圧倒的にスエードのほうがカジュアルでスマートだよね。」
そう話す戸賀さんが選んだエンメティのスエードアウターは、見るからに上質なスエード製のジップアップパーカです。ビッグメゾンも採用するイタリアのタンナーが手掛けたゴート(山羊)スキンスエードを採用しているだけあって、手に吸い付くように柔らかくしっとりと手に馴染みます。一度手に取れば、これまで一般的だったピッグやカーフのスエードとの違いは一目瞭然。羽織ったときの軽さと、ボディへの吸い付き具合が格別なんです。
「エンメティのパーカは、これまでJADONだったけど、このPETERはポケットの形状がカンガルーポケット風で、袖や裾もニットリブになってるから、よりスポーティな印象。白パンで合わせたモノトーンスタイルは、ちょっとストイック過ぎるかなと思ったので、インには色を合わせてみたんだけど、このぐらいスポーツウエアの感覚があると、普段着として気兼ねなく羽織れそうじゃない?」
ちなみに、このエンメティの「JADON」はBR別注モデル。ということは…。
▲ エンメティ / BR別注 スウェード パーカー / PETER_GOLD
左からBIANCO / NERO / COBALTO
「今季はゴートレザーのカラーバリエーションが黒と白、そしてブルーの3色で展開。モノトーンには一色プラスで着るのがいいよね。ブルーのモデルはあえて白黒アイテムだけ合わせたいですね。そうそう、このBR別注モデル、お馴染みのジップがゴールドになってるんでね。一枚でシンプルに着るだけでも、ラグジュアリーな印象が漂うんだ。」
形はパーカ、素材はスエード、そしてメタルジップはゴールド。なるほどスポーティでラグジュアリーなムードが共存するのは、BR別注エンメティならではです。+モードなイメージでいくなら黒、戸賀さんっぽくいくなら白でしょうか。トレンドを取り入れるなら、ブルーを選んでみてはいかがでしょう。
Producer : 大和一彦 / Photographer : 鈴木泰之 / Writer : 池田保行 (ゼロヨン) / Designer : 中野慎一郎